・大相撲の横綱朝青龍の引退表明について、モンゴル国内では4日、大鵬の優勝32回という
大記録を抜かれることを恐れて日本側が圧力をかけたためだとの不満が噴出し、政府関係者や
市民から反発の声が相次いだ。
国民的英雄の動向にはモンゴル国内でも関心は極めて高く、テレビ局は引退表明を速報。
大統領府高官は「日本側がいわゆる『暴行事件』を乱用して相撲界から引退させたということでは
ないか。日本人力士の優勝回数記録を突破されることを嫌がったのだろう。日本の行動は不正義だ。
モンゴル国民は不満を持っている」と批判した。
市民の間では「横綱はモンゴルの誇りだっただけに、引退は非常に残念」(女性医師)と惜しむ
声とともに「『郷に入れば郷に従え』で仕方ないかもしれないが、引退は日本相撲協会の圧力だ」
(会社員)と「圧力説」が多く聞かれた。
http://www.sanspo.com/shakai/news/100205/sha1002050503000-n1.htm ?元横綱・朝青龍の電撃引退。朝青龍の故郷モンゴルでは、テレビ局がトップニュースで地元の
英雄の引退を伝えている。
モンゴル・NTVは「今場所の優勝から、日本では朝青龍の批判ばかり報道されていました。
彼を追放するため、さまざまな手段により、引退を決意させたともいわれています」と報じた。
モンゴルのテレビ局「NTV」は、朝青龍の引退について、トップニュースで報じたうえで、
引退させるために、圧力があったのではないかとの見方があることなどを伝えている。
モンゴル市民は、「理由はわからないが、いじめがあったからでは」、「これからビジネスで
頑張るんじゃないか」、「祖国で自分の特技を若者に伝えてほしい」などと話した。
また5日朝の新聞でも、横綱の引退を写真入りで大きく報じていて、「相撲の未来消え、
大横綱故郷へ」や、「日本人の希望通り横綱引退」などの見出しが掲げられていた。
地元の英雄の引退に、モンゴル国内では引退を惜しむ声がある一方で、引退は日本での
いじめが原因などの指摘も相次いでいる。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00171251.html ※画像:
http://www.sanspo.com/shakai/images/100205/sha1002050503000-n1.jpg