北澤防衛大臣は4日、記者団に対し、東南アジア地域でアメリカ軍が中心となって行っている
医療などの人道支援活動に、ことし5月から海上自衛隊の輸送艦を参加させることを
明らかにしました。
アメリカ軍が中心となって行っている「パシフィック・パートナーシップ」は、
およそ20か国が参加して、発展途上国で医療支援などを行う人道支援活動で、
鳩山総理大臣は、この活動に自衛隊の艦船を参加させることに積極的な考えを
示していました。これについて、北澤防衛大臣は4日、記者団に対し、ことし5月から
7月までのおよそ2か月間、海上自衛隊の輸送艦を参加させることを明らかにしました。
輸送艦には、陸海空の自衛隊の医療チームなどおよそ180人が乗り込み、
ベトナムとカンボジアを訪れて、医療活動や文化交流を行う予定です。また、自衛隊と
民間との連携を強化させるため、医療や文化活動に携わるNGOなど民間団体の乗船も
予定しており、今後、参加団体を募集するということです。北澤防衛大臣は「将来的には
日本独自で活動を行うことも考えられるので、今後法制化も含めて検討したい」と述べました。
*+*+ NHKニュース 2010/02/05[00:03:28] +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015453081000.html#