25日付台湾紙自由時報は、中国人民解放軍が数カ月前に黄海(韓国名・西海)の海中で
潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の巨浪2号の発射実験を行ったところ、海面に出ても
ミサイルが正常に点火しないまま海中に落下。ミサイルは発射した海中の潜水艦と衝突し、
潜水艦が沈没寸前の状況に陥ったと伝えた。
同紙の記事を引用したマレーシア華字紙・星洲日報によると、巨浪2号は米本土に到達する
射程8000キロの性能を備え、ゴルフ級弾道ミサイル潜水艦から発射された。事故当時、
ミサイルを発射した潜水艦は、落下した重さ10トン余りのミサイルが直撃し、
艦体が大きく破損したが、緊急修理後に自力で帰港し、大規模な修理を受けたという。
中国のポータルサイト大手「新浪網」は、軍事専門家の話として、
「中国は潜水艦を離れたミサイルが水面に浮上する際、一定の角度を維持する
高難度の技術が不足しており、海中での発射実験は失敗が多い」と指摘した。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員
中国のSLBM実験失敗、発射した潜水艦に落下=台湾紙
http://www.chosunonline.com/news/20100127000021