【科学】右脳・左脳、子供が反社会的になるという"ゲーム脳" 脳科学の「神話」にはご注意

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1 ◆PENGUINqqM @お元気で!φ ★

 世は空前の脳科学ブーム。タイトルに脳のつく書籍は、この5年間で3000冊以上も出版された。
しかし、脳に関する気になる話は、研究結果を拡大解釈した俗説も少なくない。

 経済協力開発機構(OECD)は、こうした俗説を「神経神話」と呼ぶ。典型的な例として
「〈論理的な左脳〉と〈創造的な右脳〉」というような単純な区分けと、3歳児までに豊かで多様な
刺激を与えた方が頭が良くなるという「3歳児神話」の二つをあげる。

 テレビゲームをやり続けると、子供がキレやすく反社会的になるという「ゲーム脳」も、
神話のひとつ。「前頭葉で脳波のアルファ波が増え、逆にベータ波が激減するパターンは認知症と一緒」
というのが根拠で、教育関係者らに広く支持された。しかし、「脳科学の真実」という著書もある
坂井克之・東京大学准教授(脳科学)は「ベータ波はリラックス時にも減る。結論が先にあってデータ
を使っただけで、脳活動のデータが何を示しているのかの判断は難しい」と批判する。

 ◆脳トレだけの効果は「?」◆

 簡単な計算や音読で脳を鍛えるという「脳トレ」もブームになった。認知症の予防に応用した
学習療法も広がっている。お年寄りが脳トレに取り組み、認知症が改善したというデータも出ているが、
学習療法では介護スタッフが励まし、褒めることが重要な要素だ。スタッフがお年寄りの隠れた能力に
気づき、その能力を引き出す側面も大きい。

 脳トレを提唱した川島隆太・東北大学教授は「学習療法の目的は、認知症の改善で、どの要素が効いて
いるかは重要ではない」と主張するが、坂井さんは「脳トレだけの効果なのか、科学的に検証されていない」
と指摘する。
(>>2-以降に続く)

▽読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100122-OYT1T00980.htm?from=main4
依頼がありました
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1264226076/31