日教組の第59次教育研究全国集会が23日、山形市で始まった。
午前は全体集会が開かれ、58年ぶりに文部科学省からの来賓として高井美穂政務官が出席。
中村譲中央執行委員長は「政治の壁が低くなり、社会的パートナーとして認知された今、私たちは公教育の中心にいる。
それ故に、責任は重く大きい」と参加者に呼びかけた。
全体集会の参加者は、主催者発表で約3000人。
高井政務官は「教職員定数は前政権下での定数削減方針を打破し、7年ぶりに純増した」などと政権交代の成果を強調。
また、日教組が廃止を主張する教員免許更新制については「抜本的な制度改革が行われるまでの間は現行制度が有効。
先生方がより研鑽を積まれることは重要だ」と理解を求めた。
会場では、参加者の1人が「教員免許更新制いらない! 今すぐ撤廃」などと書かれたプラカードを高井政務官のあいさつ中に掲げ、
日教組の関係者に止められる場面もあった。
教研集会は25日まで開かれ、分科会で特色ある教育実践など741本のリポートが紹介される。
記事引用元:産経新聞(2010.1.23 10:31配信)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100123/edc1001231032001-n1.htm