郷土の偉人について学ぶ取り組みが各地で行われるなか、山口県教育委員会が幕末の志士、
吉田松陰を公立小中学校の授業などで取り上げるよう推奨したのに対し、教職員組合などで
つくる団体から「価値観の押しつけ」などとクレームがついた。軍人や武士に抵抗感を持つ教師もおり、
「教師自身が日本の歴史人物に暗く、誇るべき偉人を知らない」との指摘も。
◆没後150年も…
山口県教委が吉田松陰を推奨したのは、平成21年度から「ふるさとの先人に学ぶ教育の推進事業」としてだ。
新しい学習指導要領で伝統文化尊重や国や郷土を愛する態度の育成が盛り込まれたほか、
昨年は松陰没後150年にあたり、県教委は「タイムリーな年と考え、松陰の生き方について
学校の活動の中で紹介することをお願いした」という。校長の講話の中に盛り込むことや授業、
地域調査など学校の実情に応じて学習を進めるものだ。
これに対し、山口県教職員組合などでつくる「子どもと教育をまもる山口県民会議」は昨年、
特定の価値観を強制する道徳教育を進めないよう県教委に申し入れた。同会は
「幕府要人の暗殺計画を立てた人を道徳教育の対象とするのは間違っている。
(松陰について)優れた先進的な見方もあるが、個人崇拝は公教育としてはふさわしくない」のだという。
県教委は「価値観を強制する道徳教育を推進することではない」と回答したが困惑気味だ。
1月18日14時4分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000540-san-soci 2010/01/18(月) 11:06:54
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1263780414/l50 >>2以降に続く