・「婚活」ブームの裏側で、30〜40代の離婚が増えてきた。近ごろは、離活(離婚活動の略)と
いう言葉まで登場し、離婚へのマイナスイメージは薄れつつある。一方で、子どもがいれば、
両親の離婚に翻弄されてしまう。最近の離婚事情を追った。
離婚カウンセラーの渋川良幸さんが運営する離婚相談所「離婚110番」を訪ねてみた。
訪れていた公務員の男性(35)は、一昨年春に知人の紹介で同年代の女性と知り合い、
3カ月後に婚姻届を出して同居。さらに3カ月後、結婚式を挙げた。「交際期間が短すぎないか」と
不安はあった。しかし、仕事の後、一人で食事を作ることにさみしさを感じており、結婚願望が
強かったという。女性側からの積極的なアプローチもあり、デートを重ねるうちに女性の力に
なりたいという気持ちも芽生え、結婚を決意した。
幸福な時は続かなかった。結婚式の衣装をめぐり、男性の母親と妻がもめた。それをきっかけに
妻は湯飲みを投げつけるなど激高するようになった。披露宴から間もなく、妊娠をきっかけに
実家に戻ってしまった。その後連絡もないまま、出産予定日が来たため男性が連絡をすると、
数日前に子どもが生まれていたことを知らされた。
妻は離婚を望み、現在調停中。男性は「育休を取ろうと考えていたほど子どもの誕生を楽しみに
していたのに、どうしてこんなことになってしまったのか。もう少し交際期間を長くして相手の
性格を理解してから結婚すべきだったのだろうか」とつぶやく。
厚生労働省の人口動態統計によると、08年の離婚件数は25万1136組、2分6秒に1組が
別れている計算だ。ピークだった02年の28万9836件以降6年連続で減少傾向にある。
ところが、09年は08年を約2000件上回り、7年ぶりに増加に転じると推計されている。(
>>2-10につづく)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100113dde012040008000c.html ※前:
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1263397226/