年末年始に住居がない失業者らに宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で就活費支給後、
最大約250人の所在不明者が出た問題で、都が無断外泊者少なくとも20人を15日付で強制退所処分に
する方針を固めたことが13日、分かった。
都は10日に入所者に「3日間以上の無断外泊者は強制退所」と通達しており、3日目の13日までに、
夕食を食べた形跡もなく行方も分からない20人を特定した。都によると、同日夜の所在不明者は
計189人と前日から23人増えており、処分者数は今後も増える可能性があるという。
都の集計では、宿泊施設(大田区)の入所者名簿は同日午後9時現在、前日から24人減って505人。
ところが、同日の夕食の配膳(はいぜん)数は316人分で、外出して戻らない人は前日比14人増の103人、
行方不明者も9人増の86人。都は14日以降も処分対象者の特定を続ける方針。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100114/biz1001140018000-n1.htm