【派遣村】「お金を持ち逃げしたわけではない」「道に迷って野宿してた。無断外泊じゃない」 ワンストップの会が相談会

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1出世ウホφ ★
国と東京都の「公設派遣村」入所者の生活再建に向け、全労連や全国ユニオンなどの労働組合や市民団体でつくる
「年越し派遣村が必要ないワンストップ・サービスをつくる会」(代表・宇都宮健児弁護士)は11日、東京都大田区の
臨時宿泊施設内と、新宿区の日本青年館の2カ所で相談会を行いました。宇都宮弁護士も参加し相談を受けました。

電気工事などをしていた男性(38)は、目の障害を負ってからまともな仕事につけず、駅ホームから落ちてから
松葉づえをついています。「宿泊施設から福祉事務所に行く途中、道に迷って野宿しました。連絡も取れず
困っているところを宿泊施設の仲間に見つけてもらい、帰れました。“無断外泊”扱いされるのは心外です」

「住居探しや生活保護を受けながらマッサージなどの職業訓練を受けられないか相談に乗ってもらいたい」と話していました。

勤めていた建設会社が倒産し、「公設派遣村」で命をつないだ男性(34)は「生活保護申請は昨年していますが、
福祉事務所から保護決定の通知がまだ。宿泊施設の閉鎖に間に合うのか心配です」。施設から遠いため
住居探しに新宿のネットカフェに2日間外泊して戻ってきました。
「お金を持ち逃げしたように言われるのは実態と違います」と訴えました。

民医連の医師らが健康相談に参加。糖尿病なのにインスリンが残りわずかな人に病院を紹介するなど、
親身に話を聞いていました。医師の小西潤さん(31)=大田病院=は「通院する必要のある人が、
貧困のために病状を悪化させています。お金の心配なく受診できる対策が必要です」と語りました。

代々木病院の大葉清隆事務長は、「健康悪化をきっかけに失業し住まいを失う人がいます。
生活再建にも健康が重要です」と強調しました。

しんぶん赤旗 公設派遣村 住居探し・職… 相談会 ワンストップの会
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-01-12/2010011203_01_1.html