バレーボール試合場で自爆の車爆弾テロ、死者多数 パキスタン
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201001020004.html アフガニスタンと国境を接するパキスタン北西辺境州のラッキマルワト地区で1日、
バレーボールの試合を狙った自爆の車爆弾テロが発生、88人が死亡、37人が負傷した。
死傷者が増える可能性もある。犠牲者には子供6人が含まれ、10代の若者が多かった。
同州で起きたテロとしては、州都ペシャワルの市場で昨年10月末に発生した爆弾テロで
100人以上が死亡して以来の被害規模となっている。
同州の警察当局によると、自爆はシャーハサンケル町の住宅街の屋外運動場で発生した。
トラックごと運動場に突っ込んだともみられる。爆風で周辺の民家8棟が倒壊などした。
18キロ離れた地点でも爆風が感知されるなど爆発物の威力を見せ付けた。
爆薬約300キロを使ったと推定されている。
地元警察によると、200人以上が試合を観戦していたという。
実行犯の組織的な背景は不明だが、パキスタン軍は昨年、北西辺境州で
パキスタン・タリバーン運動(TTP)の掃討作戦を実施している。
この作戦前、ラッキマルワト地区はイスラム武装勢力の拠点だったという。
パキスタン軍は現在、北西辺境州に近い政府直轄部族地域の南ワジリスタン地区で
TTP掃討作戦を展開している。