民主党の輿石東参院議員会長は19日、山梨県笛吹市で記者会見し、マニフェスト(政権公約)に
反し、ガソリン税などの暫定税率分維持と子ども手当の所得制限導入を政府に要望したことに
ついて、公約の財源確保とともに景気対策も迫られている鳩山内閣の年内予算編成を
後押しすることが狙いだったと説明した。
会見で輿石氏は「公約は今も変わっていない。しかし、どう見ても財源が足りない。
税収の落ち込み、景気の二番底も心配される」と指摘。さらに「財源がなければ
政権公約を段階的にやることを、大多数の国民が理解してくれる」とマニフェスト違反は
やむを得ないとの考えを示し、「(内閣が)やむを得ない措置として考えた場合、
国民にきちんと説明責任を果たしていくことだ」と強調した。
一方で輿石氏は「(暫定税率と子ども手当の)かたをつけないと予算の大枠が決まらない」
とも指摘。党の要望で「政府・与党で調整し決定」とした子ども手当の所得制限額も
「政治判断は政府がすべきだ」として、首相の判断を尊重する考えを示した。
*+*+ asahi.com 2009/12/19[22:30:43] +*+*
http://www.asahi.com/politics/update/1219/TKY200912190287.html