【福祉】障害年金「2級」狙い、うつ病患者対象の「攻略本」出回る…不正請求を誘発する恐れも

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1かくしおまコンφ ★
★障害年金:「攻略本」ネット販売、うつ病患者「2級」狙い

 うつ病患者を対象に障害年金2級を受給することを目指したマニュアルが複数のウェブサイトで販売されている。
2級に認定されやすくなるような診断書を主治医に書いてもらうための方法が書かれているが、不正請求を誘発する
恐れもあり、関係者からは「攻略本のようで好ましくない」と問題視する声が上がっている。【奥山智己】

 障害年金は、厚生年金が1〜3級、国民年金が1、2級に分かれている。厚生年金の場合、平均標準報酬月額と
加入月数によるが、平均支給額は月額で1級約16万円▽2級約12万円▽3級約7万円。国民年金の場合、
年額で1級約99万円▽2級約79万円で、さらに子どもがいれば人数に応じて加算される。申請には医師の
診断書が必要だ。

 ウェブサイト上で販売されているマニュアルは少なくとも6種類ある。数十〜100ページで販売価格はほとんどが
1万円前後だ。

 あるマニュアルでは、1級は寝たきり状態でなければ認定されにくいとして、2級を目指すことを提案。認定されやすい
診断書を書いてもらうポイントを紹介している。

 例えば、診断書には食事を自分で取れるかや、お金を管理できるかなど日常生活能力を尋ねる六つの設問があり、
「自発的(適切)にできる」「自発的に(おおむね)できるが援助が必要」「自発的にはできないが援助があればできる」
「できない」という内容の四つの選択肢がある。マニュアルは、6問のうち3〜4問で「自発的にはできないが援助が
あればできる」との選択肢にマルをつけてもらうことが望ましいとしている。(>>2-5につづく)

ソース:毎日新聞 2009年12月19日 15時0分 更新:12月19日 16時9分
http://mainichi.jp/select/today/news/20091219k0000e040053000c.html