米疾病対策センター(CDC)は18日、米国の子供の110人に1人が、社会性や
意思疎通の能力の発達が遅れる「自閉症スペクトラム障害」(ASD)を持つとの
推定を発表した。
2007年発表の推定値「150人に1人」(0・66%)から大幅に増加した。
診断が広まったことで発見される件数が増えた効果も考えられるが、CDCの
キャスリーン・ライス博士は記者会見で「自閉症などが実際に増加している可能性も
排除できない。公衆衛生上の緊急の問題だ」と話した。
CDCは全米11州で、30万人以上の8歳児について病院や学校の2006年の記録を調査した。
その結果、0・9%に当たる2700人以上が自閉症やアスペルガー症候群などASDに
該当すると判断した。
自閉症などの人は、先天的な脳機能の障害で他人とうまくコミュニケーションがとれない。
詳しい原因は不明で、日本でも増加が懸念されている。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2009/12/19[11:37:51] +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091219-OYT1T00314.htm