【普天間】「鳩山首相は一貫している。ただ、質問に応じてニュアンスが変わる」 首相の真意を関係者が解説

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1出世ウホφ ★
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、鳩山由紀夫首相は10日、コペンハーゲンで
18日にある国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合にあわせて検討してきた
日米首脳会談を事実上断念した。「政府の方針を米側に伝える」と明言してから3日。鳩山首相の真意は
「米国、沖縄、連立の3者とも大事。結論は急がない」の一点にある。

「まだ政府の方針を決めていない。正式に会談という段階でもない」。鳩山首相は10日、バリ島で記者団に語った。
7日には「政府の考え方を最終的に米国に申し上げるか決める時だ」と述べたが、「方針」の内実は移設先を
明示しない結論先送りの釈明。会談の意味合いは薄く、米側は応じる構えを見せない。

一方で首相は、米領グアムを視察した北沢俊美防衛相が「グアム移設は困難」との認識を示したことに不快感を示した。

東京では10日、宜野湾市の伊波洋一市長が与野党幹部を訪ね、「移設先はグアム」と訴えた。
社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相も党本部で北沢氏に説明を求める考えを表明した。

鳩山首相の真意を周辺は「首相は一貫している。ただ、質問に応じてニュアンスが変わる」と解説する。
しかし、道筋をあいまいにしていることが日米だけでなく、沖縄や連立与党との間にも不信感を生んでいる。
【白戸圭一、ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)大貫智子】

12月10日21時31分配信 毎日新聞 <普天間移設>日米首脳会談、断念 首相「結論急がぬ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091210-00000135-mai-pol