【国際】中国、見せしめ外交…「人権」のカナダ首相を冷遇

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1 ◆SCHearTCPU @胸のときめき▲φ ★
2日から訪中したカナダのハーパー首相は6日、香港で曾陰権行政長官と会談したあと、
帰国の途についた。近年、人権重視の姿勢を全面的に打ち出しているカナダは中国と険悪な関係が
続いており、ハーパー首相は温家宝首相から直接批判されたほか、地方指導者との会談が
直前にキャンセルされるなど、“異例の冷遇”を受けた。中国のカナダに対する厳しい姿勢は、
中国に友好的でない国々への“見せしめ”とも指摘される。

2006年2月に就任したハーパー首相は一貫して中国の人権や少数民族政策に
批判的な立場を取っており、中国当局による気功団体、法輪功への弾圧などを抗議するために
2007年に中国との人権対話を一方的に中断。また、同年にはチベット仏教の
最高指導者、ダライ・ラマの公式訪問を受け入れ会談した。

訪中を控えていたオバマ米大統領が10月にワシントンを訪問したダライ・ラマとの
初会談を先送りしたのとは対照的だ。

さらに2008年夏の北京五輪の開幕式に中国から招待されたが、「人権問題が
解決されていない」との理由で出席を拒否した。

こうした中、ハーパー首相が訪中したのは、来年の冬期五輪開催を控え、中国からの
観光客や投資を期待する国内の経済界から圧力を受けたことが要因といわれる。

*+*+ 2009/12/06[20:41:11] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091206/amr0912062026004-n1.htm