酒気帯び運転で懲戒免職になった元京都市職員の男性(36)が処分取り消しを求めた訴訟で、
大阪高裁(三浦潤裁判長)は3日、「処分は重すぎる」として、
取り消しを命じた1審・京都地裁判決(09年6月)を支持し、市の控訴を棄却した。
判決によると、男性は06年10月、自宅で焼酎3杯を飲んだ後、道路をバイクで逆走して
道路交通法違反(酒気帯び運転など)の容疑で現行犯逮捕され、3日後に懲戒免職処分となった。
三浦裁判長は「具体的事情を考慮しておらず、処分は行為との均衡を欠いている。飲酒運転による被害もない」とした。
京都市は「極めて遺憾。上告する方向で検討したい」とコメントした。【日野行介】
飲酒運転懲戒免職訴訟:京都市処分「重すぎる」 大阪高裁が取り消し命令 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20091204ddlk26040647000c.html