富士吉田市が出資する第3セクター「ふじやまビール」(清水衛社長)が経営不振に陥っている
問題で、財団法人ふじよしだ観光振興サービス(理事長・堀内茂富士吉田市長)が株式56%を
近く取得し、経営に参画することが3日、分かった。同財団が運営する「道の駅」や
「富士山アリーナ」など周辺施設と一体となった集客を図り経営再建を目指す。
地ビールレストランの「ふじやまビール」は、同市と富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合、
富士急行をはじめとする民間企業4社が出資して1997年3月に設立。本業で赤字が続いており、
4社は「設立時から配当金がない」ことなどを理由に株式の売却を希望している。
同財団は、4社の保有株式計1120株を5600万円で購入する方針。来年度から3年間の
分割払いで取得できるか調整していく。
レストランは、施設改修費などがかさみ07年度は約1300万円の赤字、08年度は
約2千万円の赤字となり、同財団から運営を受託した「道の駅」の物販収益で経営を支えている。
同市と「ふじやまビール」は経営改善策を協議中。ビール醸造を継続し、
(1)レストランスペースの貸し出し
(2)客席を減らし物販エリアを新設
−などの改善案が出ていて、今後、同財団も協議に加わり検討していく。
*+*+ 山梨日日新聞 2009/12/04[10:05:55] +*+*
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/12/04/15.html