花畑牧場工場に派遣の男性 雇い止めで救済申し立て
北海道帯広市の男性(53)が労働組合に入った直後に派遣会社から雇い止めされたのは、
労働組合法が禁じる不当労働行為に当たるとして、男性が加盟する「帯広地域労働組合」
(帯広市、約50人)が、雇い止めの撤回を求め道労働委員会に救済を申し立てたことが26日、
分かった。
男性は生キャラメルが人気の「花畑牧場」(本社中札内村)の工場に派遣されていた。
申し立ては4日付。申立書によると、男性は1月、音更町の派遣会社「アシストワン」
と雇用契約を結び、花畑牧場の工場に派遣された。9月に地域の個人が加盟する同労組に入り、
アシストワンに団体交渉を申し入れたところ、直後に9月末での雇い止めを通知された。
アシストワンは答弁書で「雇用契約を更新するかどうかは会社の裁量に委ねられており、
雇い止めは適法」とし、申し立てを退けるよう求めているという。
帯広市で26日、記者会見した男性は「一方的に解雇され、納得できない」と訴えた。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20091126078.html