【社会】裁判員裁判廃止を…市民団体「裁判員制度はいらない!大運動」が声明発表
いわゆる「市民団体」が、裁判員制度に反対する理由は明白でしょう。
長い年月をかけて、実名を伏せた通名報道は、ようやくマスコミにほぼ徹底させることができたけど、
一般人が発言権を持つ裁判員として立ち会うとなると「偽名」であることを隠せなくなってしまう。
選任された裁判員には守秘義務があるとは言え、裁判の現場における心証が悪くなることは避けられない。
つまり、判決の内容や方向に影響を与えてしまう可能性がある、と「彼ら」が懸念しているからでしょう。
しかしこれ、裏を返せば、「彼ら」はつまり、自分たちの同胞には被告席に立つ者が大勢いるという事実を、
十分認識しているが故の懸念ですよね。
別の言い方をすれば、裁判員制度によって、「彼ら」がいわれのない不利を被るから反対、なのではなくて、
彼ら自身の化けの皮が剥がされてしまうことへの危機感から来るものでしょう。
同胞愛が本物なら、自分たちから犯罪者が出ないようにするのが筋だと思うんですが、「彼ら」は違うのでしょう。
また、この制度は自民党政権時代に作られたものであるのに対し、
今は「彼ら」にとっては都合のいい民主党政権なわけですよ。タイミング的にも都合がいい。