http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091111-OYT1T00787.htm?from=main6 母子家庭向け貸付金、返済督促状を220回無視
大阪府は、母子家庭などに貸し付ける「母子寡婦福祉資金」を巡り、
返済しようとしない府内の40歳代の女性会社員に対し、給与を差し
押さえる強制執行を10日、地裁に申し立てた。
滞納額に違約金などを含めた執行予定額は約193万円。府は
約220回も督促状を出すなどしたが、女性は無視していた。
同資金を巡り、府が強制執行を申し立てるのは初めて。
府によると、女性は1999〜2005年、生活資金や子供の
授業料に充てるため計約153万円の貸し付けを受けた。
返済は01年からの予定だったが全くないことから、府は
督促のほか、自宅や職場を訪問。返済能力があることを
確認したが、女性に返済の意思はなかったという。
府が貸し付けた同資金の滞納額は、計約7億5000万円
(昨年末)。子ども室家庭支援課は「本当に貸付金を必要と
している人のために、滞納には厳しい姿勢で臨む」としている。
(2009年11月11日16時58分 読売新聞)