借金返済に困り、夫を刺して無理心中しようとしたとして、殺人未遂罪に問われた女の裁判員裁判2日目が5日、
大阪地裁(杉田宗久裁判長)であり、女の債務整理を請け負う司法書士が証人として出廷。裁判員の1人は
「借金をなんとかしてやって」と懇願した。
審理されている無職武田千秋被告(33)は消費者金融のほか友人からも百数十万円の借金があることが初公判で
明らかになったが、男性裁判員は「そんな大金を貸してもらえるなんて、被告人には人徳があるんだと痛感している。
うまくやっていただきたいと強く思います」と述べた。
起訴状によると、武田被告は6月29日午前7時ごろ、大阪市西成区の自宅で、就寝中の夫の背中を包丁で2回刺し、
無理心中しようとしたが、子どもが悲鳴を上げたりしたために思いとどまったとしている。
日刊スポーツ
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