資産規模でアメリカ最大の銀行、バンク・オブ・アメリカは先月までの3か月の決算を
発表し、住宅ローンやクレジットカード代金の焦げ付きが増えていることから
損失が拡大し、最終損益は10億ドルの赤字に転落しました。
アメリカ最大手の銀行、バンク・オブ・アメリカは16日、7月から9月までの
3か月の決算を発表しました。それによりますと、金融市場の安定に伴い、債券や
為替などの取り引き業務は好調だったものの、景気低迷によって住宅ローンや
クレジットカードの代金を支払えない人が増えていることから両部門とも損失が拡大し、
銀行全体の最終損益が10億ドル、およそ900億円の赤字に転落しました。
証券大手ゴールドマン・サックスや大手銀行JPモルガン・チェースの業績は
市場部門がリードする形で回復していますが、個人向けの融資を多く手がける
バンク・オブ・アメリカは実態経済の低迷が経営に重くのしかかり、明暗が分かれる結果となりました。
一方、この日、先月までの3か月の決算を発表した複合企業、GE=ゼネラル・エレクトリックは
産業部門やメディア部門は好調だったものの、これまで収益を大きく押し上げてきた
金融部門が足を引っ張り、最終利益は前の年の同じ時期に比べて42%減少し、
24億9400万ドル、およそ2200億円となりました。
*+*+ NHKニュース 2009/10/16[23:55:09] +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013175051000.html