北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)が5日に45回目の誕生日を迎え、
めぐみさんの通った新潟市内の小学校の恩師と同級生らが11日、父滋さん(76)と母
早紀江さん(73)を招き、同市内で誕生会を開いた。めぐみさんの席には、小学生時代の
写真が置かれ、集まった約50人は「来年こそ一緒に祝おう」と誓い合った。
ホテルであった誕生会では、めぐみさんとの思い出を早紀江さんが作詞した歌「コスモスの
ように」を同級生が披露。中1の時に同じバドミントン部員で、現在は訪問介護の仕事をしている
田中弘美さん(45)が「利用者にめぐみさんのことを話している。私にできることは少ないが、
思いは同じ」と両親を励ました。
早紀江さんは「残酷な人生だが、これだけの人がめぐみを忘れずに愛してくれて感謝している」と言
葉を詰まらせた。誕生会に先立ち、同市の繁華街で署名活動に立った滋さんは「民主党政権に変わり、
動きがあるのでは、と期待はある」と話した。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091012k0000m040048000c.html