福岡、大分両県は9日、北九州市八幡西区の米穀卸業「ハラグチ」が、未検査米などの
玄米210トンを岩手県産のあきたこまちと偽って大分県杵築市の米穀卸業「高木商店」に販売し、
同社もこの玄米を精米したコメを含む約195トンを「20年産岩手県産あきたこまち」と偽り、
スーパーを運営する事業者2社に販売していたと発表した。両県は日本農林規格(JAS)法に基づき、
それぞれ改善を指示。1カ月以内の原因究明と、再発防止を求めた。
未検査米は産地や品種、収穫年などを表示するための民間業者の検査を受けていないコメ。
「未検査米」と表示して販売すれば問題ない。
両県によると、ハラグチの不正表示は、判明している分だけで3−8月。仕入れた未検査などの
玄米約210トンを「20年岩手あきたこまち」と納品書に表示して販売し、高木商店は精米した上で
「20年産岩手県産あきたこまち」として販売していた。独立行政法人・農林水産消費安全技術センターに8月、
情報が寄せられて発覚した。
福岡県によると、ハラグチの未検査米の仕入れ値は30キロ当たり平均約6500円で、
検査米より約300円安い。西日本新聞の取材に同社の原口義雄社長は「未検査米をあきたこまちと
称して販売するのが違法だとは分かっていた」と話した。大分県によると高木商店の高木将行社長は
「納品書に書かれている内容を信用し、検査米と思っていた」と語ったという。
食品表示:未検査米を「あきたこまち」と偽装 業者を指導 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091010k0000m040047000c.html 未検査米「あきたこまち」と偽装、業者に改善指示 : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/culture/20091010-OYS1T00284.htm http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/127353 依頼