前原誠司国土交通相が9日、国と水資源機構が進めるダム事業で、今年度中は新たな段階に
入らない方針を表明した。県は「すでに本体工事中の胆沢ダム(奥州市)の事業は継続される」
とみており、達増拓也知事は同日、「事業を続けることに問題は感じてなかった。当然のこと」と述べた。
胆沢ダムは国が進めるダムだが、03年に本体工事を着工している。県河川課の佐藤悟総括課長は
「国交省からの連絡はないが、条件を見る限り、胆沢ダムは見直しの対象に入らず、年度内は工事を
続けることになる」と話した。
来年度について前原国交相は「政府予算案の提出時までに方針を明らかにする」としている。
達増知事は「中断する理由はないと思う」と語り、佐藤総括課長は「すでにダムの大部分が
できているため、見直す意味があるのかどうか」と話した。
奥州市の相原正明市長は「本体工事もほぼ終了段階まで進んでおり、ぜひ計画通りに建設
されることを望む」とのコメントを出した。
見直しを巡って前原国交相が個別のダム名を挙げなかったため、県の担当者らが確認に追われる
一幕もあった。ある県幹部は「事業ごとの数値に基づく判断ではなく、政治家の判断で決まるので
見通しがつかない。政治主導ですね」と苦笑いした。
前原国交相はまた、各都道府県の進めるダム事業に関しては「知事の判断を尊重する」とした。
県は現在、簗川、津付、遠野第2の三つのダム事業を進めており、津付ダムは大規模事業評価
専門委員会で再評価の作業が進んでいる。達増知事は「(県内のダムは)必要性がある事業。
特に中断する理由はない」と話した。
胆沢ダムは総事業費2440億円。事業は88年に着手し、13年度の完成を目指している。
事業進捗(しん・ちょく)率は事業費ベースで75%。
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000910100002 前スレ 1の立った日時 10/10(土) 18:52:17
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