拉致議連会長を務めるなど拉致問題に熱心に取り組んできた中川昭一氏。
拉致被害者家族らの信頼がとりわけ厚かった。家族らからは「強い力を失った」と
落胆の声が漏れた。
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(76)は、9月中旬に中川氏から
選挙落選について「力及ばず申し訳ない」とわびる手紙を受け取っていた。
直筆で便箋(びんせん)1ページ半。「拉致問題は引き続きやっていきたい。
またお目にかかれることを楽しみにしています」と書かれていた。「非常に活動に
貢献してくれた。『励ます会』をしようと話していたのですが…」と滋さん。
増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で家族会事務局長の増元照明さん(53)は
「涙を流す政治家に初めて会った。情の深い方だった」と話す。平成14年10月に
拉致議連会長に就任したばかりの中川氏と会食した際、「『議連に何をしてほしいか』と
熱心に聞いてくれた姿が印象的だった」と話す。
中川氏の自宅に招かれた際には、父、一郎さんの位牌(いはい)の前で涙を流しながら
拉致問題解決を誓った姿を目にしたという。
*+*+ 産経ニュース 2009/10/04[20:13] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091004/crm0910042121027-n1.htm