前原国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、
建設中止を明言した群馬県の八ッ場ダムと熊本県の川辺川ダムに続き、
全国で計画中のおよそ140のダム事業についても
事業を継続するかどうかなど順次検討してゆく方針を明らかにしました。
前原国土交通大臣は17日、群馬県の八ッ場ダムと熊本県の川辺川ダムについて、
党のマニフェストどおり建設を中止すると明言しました。
これに関連して、前原大臣は18日の閣議のあとの記者会見で、
「2つのダムだけでなく、全国の140余りのダムなどの事業については、
順次見直していきたいと思っている」と述べ、全国で建設が進められたり、
計画されたりしている143のダムや導水路の事業について、
事業を継続するかどうか順次検討する方針を明らかにしました。
そのうえで、前原大臣は「ほぼ完成しているものもあるので、
進ちょく状況を勘案したうえで、地域の住民の皆さん方が
反対の声を上げている事業を優先的に見直していく」と述べました。
一方、前原大臣は、建設中止を明言した群馬県の八ッ場ダムについて、
地元の住民や関係自治体の意見を直接聞くため、
今月23日に現地を視察することになりました。
NHK
http://www.nhk.or.jp/news/k10015588631000.html http://www.nhk.or.jp/news/K10055886311_01.jpg