【裁判】ボールペンを間違って持ち帰った同僚に因縁　10万円を恐喝し、川に飛び込ませ水死させる　男に懲役9年判決…大津

2009年09月16日（水）
事件・事故 守山傷害致死で懲役９年の判決

去年１２月、同僚の男性に因縁をつけ、現金を脅し取った上、川に飛び込ませて
水死させたとして恐喝と傷害致死の罪に問われていた男に対し、大津地方裁判所は１６日、
懲役９年の実刑判決を言い渡しました。傷害致死などの罪に問われているのは、
住所不定、無職で元工員の原聖和被告２６歳です。

この事件は去年１２月、菊地嘉津也さん当時２３歳が彦根市内の職場で同僚だった
原被告のボールペンを間違って持ち帰ってしまったことに因縁をつけ、原被告が、
菊地さんを車で連れ回し、車内で「日本海に置き去りにしようか」などと菊地さんを脅して
現金１０万円を奪い取った上、守山市の野洲川の河口付近で菊地さんに「ダイブ」と命令し、
真冬の川に飛び込ませ、５日後に、菊地さんが遺体で発見されたものです。

１６日の判決公判で、大津地裁の坪井祐子裁判長は「事件の経緯はあまりに理不尽であり、
被告の粗暴で酷薄な性格上の問題こそが根本原因である」と述べ原被告に１２年の求刑に対し、
懲役９年の実刑判決を言い渡しました。

びわ湖放送
http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_today.php