>>1 全然分かってないね。
鳩山論文の問題は、米国主導の「市場至上主義」が世界を混乱に落とし
入れたと明確に断罪したこと。
もちろん今回の金融危機が米国発であることは、世界の人々は皆理解している。
しかし、少なくとも欧米、特に米英の主流は「市場主義」の行きすぎが
問題であって、「市場主義」そのものを問題にしようなどと考えていない。
しかし鳩山は「市場至上主義」と言葉を変えているが、実際は米国のやり方を
「市場原理主義」と捉えている。
この主張の根底には「市場主義」の否定が内包されており、「市場主義」を
否定することなど露ほども考えていない米英の主流派とは全く相いれない
考え方である。
だから、鳩山の考え方はマルクス主義と評価されている。
これが一番の問題。
自由主義の旗頭である米国のアジアにおける最大の同盟国のリーダーが
潜在的マルクス主義者であるということは悪い冗談程度では済まない。
もし鳩山及び民主党の今後の対応が、本当にマルクス主義的であれば、
米国は日本への対応を本格的に変えるだろう。
ただ、それがどのようなものになるかは今のところ分からないが、
それにより日本の進路が不明確になってくることは間違いない。