【宇宙】 新型ロケット・H2B初号機、打ち上げ成功 HTV無人輸送機、軌道に乗る★12

このエントリーをはてなブックマークに追加
162名無しさん@十周年
「少年にフロンティアスピリットを」
 秀里 音子(学生 21歳 東京都)

 こどもたちに将来就きたい職業を尋ねると、最近は公務員やサラリーマン
といった答えが多いのだそうだ。安定志向とでもいうのだろうか。なんとも
味気ない話である。昔は、例えば男子なら宇宙飛行士と答えるこどもたちも
結構いたそうである。そういう答えのほうが、夢があって私は好きだ。
 いまの学校教育は、ゆとり教育の是非をめぐって大揺れに揺れているが、
こどもたちの夢と冒険心を育むことが、何より肝腎ではないだろうか。実験
的にだが、宇宙飛行士訓練カリキュラムなどを採り入れてみるのも、面白い
試みかもしれない。
 H2Bロケットの打ち上げが成功したことで、今後は日本の宇宙開発にも
弾みがつくはずだ。宇宙航空研究開発機構は、H2Bに搭載される国際宇宙
ステーションへの無人補給機を有人宇宙船用に改造し、独自の有人宇宙活動
を可能にする技術の確立を目指すと言っている。大いに結構なことだ。
 問題は、日本の宇宙開発のスピードがあまりにも遅すぎるという点である。
失敗に過剰反応する開発姿勢が原因である。「失敗は成功の元」という基本
を忘れているのではないだろうか。慎重なのも行き過ぎれば、社会の活力を
殺ぐ結果になりかねない。日本の男子に元気が欠けているのも、そのような
風潮が一因であるように思える。
 費用を惜しまず、事故を恐れず、積極的に打ち上げを重ねることが、宇宙
開発の本道だと私は信じる。その為にも、男達にはフロンティアスピリット
をもって、果敢に宇宙へ挑んでもらいたい。一人でも多くの男達を宇宙へと
追い出し、地球上の男が少なくなることで、地球は女性にとって住みやすい
星になるだろう。