島根県の出雲市役所で、家族の死亡届を提出した男性について、担当職員が誤って
住民基本台帳のシステムで死亡したと処理し、この男性の住民基本台帳カードが
一時使えなくなるミスがありました。総務省では「入力ミスによる住基カードの失効は
聞いたことがない」と話しています。
出雲市によりますと、今月8日、市内に住む男性が提出した家族の死亡届を市の
担当職員が住民基本台帳のシステムの端末で処理した際、亡くなった本人ではなく
書類を提出した男性が死亡したと誤って入力しました。データはそのまま住民基本台帳の
ネットワークに送られたため、男性の住民基本台帳カードが使えなくなりました。
出雲市では、データを送った直後に別の職員がチェックしてミスに気づき、データを
修正するとともに2日後にカードを再発行し、男性に謝罪したということです。
出雲市では、データを送る前にチェックする体制をとっていなかったためにミスを
防げなかったとして「チェック体制を強化し、再発防止に努めたい」と話しています。
総務省は「誤った入力による住基カードの失効は聞いたことがない。チェック体制は
市町村に任せているが、このようなことがないよう対策をとる必要がある」と話しています。
*+*+ NHKニュース 2009/09/12[09:38] +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015458101000.html