宗教法人審議会(第153回)議事録
宗教及び宗教団体の社会的意義や役割
宗教及び宗教団体の社会的意義や役割でございますけれども、これは、
宗教学がご専門の有識者の先生にご発表や取りまとめをいただいたものを
もとにご意見をいただいております。
有識者の意見1
「日本でも、米国ほど意識的・自覚的でないにせよ、宗教が社会的価値や
道徳の究極的な源泉だということは否定できないのではないか」
有識者の意見2
「宗教法人の税制上の優遇措置を行うことが憲法上要請されるかということに
関しては、少なくとも、他の公益法人に対する優遇措置が残っている中で、宗教
法人についてだけ優遇措置をなくすということについて、憲法上問題ないとする
意見はないのではないか」
有識者の意見3
「政教分離の観点から、国が個々の宗教法人の活動について公益性の有無を判断する
ことは適当ではない。宗教活動そのものに全体として公益性があるとの考え方に立ち
、他の公益事業と同様に非課税又は免税にすべきではないか」
(文化庁文化部宗教課宗教法人室)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/shuukyo/gijiroku/07082204.htm