徳島県松茂町の海上自衛官が妻の遺体を自宅アパートに約1カ月半
放置していた事件で、県警捜査1課と徳島北署は26日、死体遺棄容疑で
逮捕した松茂町笹木野の海自・徳島航空基地隊所属の1等海曹、
山本久容疑者(43)を、妻を衰弱死させた保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕した。
山本容疑者は死体遺棄容疑で徳島地検へ送検後、事件当時の精神状態を
調べるため25日まで鑑定留置されていたが、刑事責任能力はあると判断された。
逮捕の容疑は、3月上旬にアパートで同居していた妻=当時(39)=が病気で
重篤な状態に陥ったにもかかわらず、医師の治療を受けさせるなど、必要な
措置を取らずに同月中旬ごろに妻を衰弱死させたとしている。山本容疑者は
「妻に少量の飲食物は与えていた」と話しているという。
山本容疑者は5月14日、妻の死亡を確認しながら同月11日までの約1カ月半、
遺体を自宅アパートの布団の上に放置した疑いで逮捕された。調べに対し容疑を
認めた上で、「昨年秋ごろから家庭内別居状態で、互いにかまわなくなっていた。
妻の死が発覚すると、病院へ連れて行かなかったことを責められると思った」などと
供述しているという。
産経msnニュース 2009.8.26 10:32
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/tokushima/090826/tks0908261115000-n1.htm