※続報です。
・大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)の通天閣への移転計画で、橋下徹・府知事がビルを
所有する吉本興業に対し「がめつい」などと批判したことについて、吉本興業は29日、「設立当時の
経緯を理解していない発言で非常に残念」と改めて反論した。
吉本興業子会社で不動産の保有・管理をする「よしもとデベロップメンツ」の若林正裕会長が会見。
「内装など府のオーダーメードで建てたビル。信頼関係でやってきたつもり。賃料も赤字覚悟で
減額してきた」などと説明した。
吉本興業は府に補償を求める考えを示しており、法的措置について「ゼロではない」としながらも、
「上方の演芸発展の貢献になると賛同した。笑えない結果になるのは本意ではない」と府と交渉を
続ける姿勢を示した。
これに対し、橋下知事は同日の記者会見で、「吉本さんが訴訟を起こすなら、対応するしかない」と
述べ、法的措置への対応も念頭にあることを明らかにした。
吉本興業は「恒久的施設としての入居を前提に特別仕様のビルを建築した」と主張しているが、
橋下知事は「そうならば、設計費の一部を賃料以外で府が払うなどの契約になっていないと
おかしい」と話し、開設の経緯や契約内容を精査する考えを示した。
また、吉本興業の姿勢について「賃料を取りたいのか、上方の芸能を伝えたいのか、どちらか
確認したい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000024-maip-soci