★【09衆院選】教員免許更新制度廃止も 「民主政権」日教組に配慮
民主党が、8月30日投票の衆院選後に政権の座についた場合、今年4月に導入され
た教員免許更新制の廃止を含めて、現行教員制度を抜本的に見直す方針であることが2
5日分かった。免許更新制については、同党を支援する日本教職員組合(日教組)が廃
止を強く求めていた背景がある。
教員免許の更新制は、安倍晋三内閣時代の平成19年6月に成立した改正教育職員免
許法に基づいて導入された。教員の質の維持・向上のため、教員免許の期限を10年と
し、免許更新のための30時間の講習受講を義務付けた。
だが、日教組は、「教員の時間的な負担が増す」などとして、廃止を求めてきた。日
教組出身の民主党の輿石(こしいし)東(あずま)参院議員会長は5月16日、山梨市
での山梨県教職員組合の定期大会に出席し、「(政府・与党は)教員免許更新制度など
とふざけたことを言うな」と述べた。さらに、今月25日には、甲府市で演説し、「政
府は先生の身分にまで口を出す必要はない」と述べた。
民主党は今年3月、教員免許改革法案を議員立法で参院に提出、野党の賛成多数で可
決され衆院に送付されたが、審議未了で廃案となった。民主党はこの法案を踏まえた制
度改革も検討。教員免許を「一般」と「専門」に区分して、教員の養成課程を4年制か
ら6年制に改革する方針だ。免許取得時のハードルを上げて、教員の待遇改善や社会的
地位の向上を図る目的があるとみられる。
■ソース(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090726/elc0907260134001-n1.htm