【ネット】2ちゃんねる元管理人ひろゆき氏「バカな人というのは、貼られたレッテルをそのまま信じ、その情報を鵜呑みにします」

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1らいちφ ★
「ちょっと前から2ちゃんねるの運営に関して僕のやることがほとんどなかった」

というのが、“元”管理人・ひろゆき(西村博之)が「2ちゃんねる」を手放したもっとも大きな理由だそうだ。
2ちゃんなんて見ないさ、という向きにはまるで興味のない話題だろうが、今年、ひろゆきは同サイトを
シンガポールのパケット・モンスター社に譲渡した。

なんでシンガポールなのかといえば、〈日本にいると日本の状況が悪くなっているときに「日本の状況が
悪くなっている」と言いづらくなる気がしているからです。(中略)日本に基盤を置いている限り結局、
客観的な基準でモノを言えなくなる可能性がある〉。

何を言いたい本なのかといえば、四大マスメディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)とネットビジネス
の対比を軸にした、どちらかといえば悲観的なメディア批評ということになるだろうか。たとえば前著
『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』で「Web2.0」をコケにしていたように、本書では「クラウド
コンピューティング」を〈「婚活」というビジネスと同じで、命名することによってそのビジネスを生み出して
いるだけなのです〉とばっさり。

かと思えば、進化しすぎて世界のマーケットから弾かれてしまった日本の携帯電話は、国内のゲーム
配信ビジネスにシフトしてゲーム市場を食い荒らすんじゃないか、とか。ケータイサイトのフィルタリング
はモバゲーやmixi、GREEなんかが参加してる業界団体がかけてるからザルだ、とか。

そのフィルタリングの対象にもなっている「学校裏サイト」をめぐる議論に対しては、
マスコミは「何だか得体の知れない危ないモノ」として報道したがるけど

〈本当に賢い人は、妙なレッテルが貼られているものでも食わず嫌いなことはせず、自らの目で確認して
理解します。逆にバカな人というのは、貼られたレッテルをそのまま信じ、その情報を鵜呑みにします〉
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090709/199701/