【ゲンダイ】日本郵政労組元委員長と社長がズブズブの呆れた体質と日刊ゲンダイ

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1春デブリφ ★
★モラル回復の特効薬は「西川辞任」

 北海道帯広市の郵便局員が8日、殺人未遂容疑で逮捕された。またしても日本郵政グ
ループの不祥事だ。

 逮捕された渋田一博容疑者(35)は、顧客の貯金を数百万円も勝手に引き出したう
え、発覚を恐れて顧客の妻(61)や、その長女(32)の首を絞めるなど暴行を加え
た。
 ここで終わらないのが、日本郵政の闇の深さだ。局員の「横領」を事前に知っていた
局長が、不正行為を隠蔽しようとした疑いまで出ているのだ。
「ぬるま湯にどっぷりつかっていた日本郵政は、民営化によって一般社会の競争にさら
された。ノルマも厳しい。局員のストレスは相当高まっています。管理職も自分のこと
で手いっぱい。部下の面倒まで手が回らない。日本郵政に不祥事が多発しているのは、
そんな事情があると思います」(企業リスク研究所の白木大五郎代表)

 先月下旬には、名古屋市のゆうちょ銀元行員が1億円以上の詐欺容疑で逮捕され、厚
労省局長が逮捕された郵便不正事件でも職員が捕まっている。郵政グループ社員の横領
や窃盗などの不祥事は、08年度だけで33件もあった。
 西川社長は、コンプライアンス(法令順守)強化を声高にするが、西川社長自身のコ
ンプラ意識に問題があるという指摘もある。
(中略)
 業務改善命令を受け、西川社長は3カ月間、30%減俸を決めたが、その程度で一般
職員が納得すると思ったら大間違いだ。相次ぐ不祥事の責任を取って、キッパリ辞任す
る。モラル回復には、それが一番効く。

(日刊ゲンダイ2009年7月9日掲載)
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/12gendainet02041922/