【名車】 幻のスーパーカー再び 「マツダ・RX500」が走行を披露

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★幻のスーパーカー再び RX500が走行を披露

写真 公開に向けて最後のメンテナンスが進むRX500=広島市西区(山澤義徳撮影)
 http://sankei.jp.msn.com/photos/economy/business/090710/biz0907102156018-p1.jpg

 幻の名車の“鼓動”が蘇る−。昭和40年代に人気を集めたスーパーカー「マツダ・RX500」が復活し、
11日、広島市西区で走行する。市交通科学館(同市安佐南区)が昨夏、車体を修復して展示したところ、
「走る姿を見たい」との声が多く寄せられたため、搭載されたロータリーエンジンの修復を進めていた。

 RX500は、世界で初めてロータリーエンジンの製品化に成功した
「マツダ」が、技術力をPRするために試作品として1台だけ製造。
昭和45年の東京モーターショーに出展後、各地で展示され、未来的なデザインで人気を博したが、5
3年ごろからは同社の倉庫で眠り続けていた。

 昨夏の市交通科学館の企画展で目玉として展示したところ、かつてスーパーカーにあこがれた
40〜50歳代の父親が子供とともに来るなどし、38日間で8万6千人余りが来場。
「実際に走る姿を見せて」との要望に応え、同館が3年間借り受けた上で、走行を目指していた。

 エンジンは「コスモスポーツ」などに搭載された「10A」をレース用に改造したもので、当時としては強力な205馬力。
部品がほとんど手に入らず、修復に当たったメカニックの栃林昭二さん(58)が自作するなどしてまかなった。

 栃林さんは「現代の車と比べても遜色(そんしょく)のないつくり。
苦労したが、修復できたことはメカニック冥利に尽きる」と笑顔をみせている。

 11日の催しは、同市西区観音新町の「広島フェスティバル・アウトレット マリーナホップ」で開催。
午前11時▽午後1時▽同3時の3回、駐車場内を時速約30キロで走行する。
雨天の場合は走らないが、エンジン音を間近で楽しんでもらう。入場無料。問い合わせは市交通科学館。

産經新聞 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090710/biz0907102156018-n1.htm

▽関連リンク
Hiroshima City Transportation Museum/広島市交通科学館 http://www.vehicle.city.hiroshima.jp/