中川翔子、加藤夏希、岩佐真悠子、藤原紀香、叶姉妹……この美女たちの共通項は何
か。答えは「裸族」。自宅にいる時は、ずっと全裸で過ごしている。虚飾に満ちた世界
に生きる彼女たちにすれば、私生活ぐらいは“裸の自分”に戻りたいのかもしれない。
「ひとり暮らしの独身男性なら、家族の視線を気にする必要がない。皆さんこそ、帰宅
時に玄関を開けたら、靴と一緒に服を脱ぎ、スッポンポンで生活すべきです」
そう助言するのは女優の石井苗子さんだ。昨年、東大大学院で保健学博士号を取得。
ヘルスケアカウンセラーの資格を持ち、現在は東大医学部客員研究員でもある彼女も、
裸族のひとりだ。物心がついた頃から、プライベートでは全裸生活を実践してきた。
実際、裸族生活はいいことずくめだ。数年前にノーパン健康法が流行した時に、提唱
者で整形外科医の佐藤安正氏は日刊ゲンダイ本紙にこう語っていた。
「パンツの締め付けは、さまざまな神経痛の原因です。腰痛の20〜30%がパンツに
よって引き起こされたもの。腰のところに第3腰椎という骨があり、ここに長年パンツ
が食い込み、周辺神経を圧迫することで、その神経が支配する範囲全体にびりびりとし
た痛みが生じるのです」
パンツを脱いで、全裸で過ごせば、腰痛から解放される。頭痛や不眠にも効果があ
る。さらに、肌が空気に直接触れることで、皮膚呼吸や発汗作用が盛んになる。する
と、新陳代謝が上がり、自然治癒力も回復する。米国では、院内で患者に全裸で過ごさ
せることを、神経症の治療に採用している病院もあるほどだ。
脳みそもピリリとする。石井さんが言う。
「まず、裸で包丁を握って、おネギを刻んでみて下さい。いかに、服を着ていること
で、皮膚感覚が鈍っているかを実感するはず。人によっては、怖くなって包丁を置いて
しまうかもしれませんね。普段は顔と手しか皮膚をさらしていないのだから、仕方あり
ません。全裸で過ごせば、外界を感知するための『五感』が研ぎ澄まされていく。脳の
活性化にもいいようです。私も仕事に行き詰まった時には、自宅へ戻って全裸になる。
不思議と、いいアイデアがポンポン浮かんでくるんです」
(続く)
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/02gendainet05019783/