イランから覚せい剤を密輸したなどとして、福岡県警と門司税関は24日、
東京都台東区今戸2丁目、無職櫛田勇二容疑者(52)ら4人を
覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕したと発表した。
59の袋に小分けしてのみ込み、国内に持ち込んだという。
県警によると、4人は大筋で容疑を認めているという。余罪も調べる。
ほかに逮捕されたのは、福岡県太宰府市観世音寺6丁目、建築業畑山典昭(48)
▽大阪市淀川区東三国4丁目、無職井村幸一(39)▽横浜市都筑区中川3丁目、
会社役員菊池仁達(49)の各容疑者。畑山、井村の両容疑者はすでに起訴されている。
県警薬物銃器対策課によると、4人は共謀。2月25日にイランから
覚せい剤約295グラム(末端価格約1770万円相当)を営利目的で密輸した疑いなどがある。
覚せい剤をゴム製の袋に入れて畑山容疑者がのみ込み、飛行機で国内に運んだという。
畑山容疑者が帰国後、のんだ覚せい剤が体外に出ずに体調を崩して入院して発覚した。
畑山容疑者らの供述によると、櫛田容疑者が「1キロ運べば100万円もらえる」と
ほかの容疑者を誘い、現地で覚せい剤を入手したらしい。
櫛田、井村の両容疑者ものみ込んで、別便などで帰国した疑いがあるという。
県警は、運ばれた覚せい剤は約1キロに上り、暴力団などに流れた可能性があるとみている。
ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0624/SEB200906240062.html