【社会】「たこ足配線」は危険…97年以降火災24件、表面250度に - ナイト

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1 ◆SCHearTCPU @胸のときめき▲φ ★
東京都目黒区で父娘2人が亡くなった火事の原因として疑われている「たこ足配線」をめぐり、
同様の火災が97年以降に少なくても24件起き、3人が死亡、10人がけがをしていることがわかった。
経済産業省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE=ナイト)が明らかにした。

たこ足配線は、複数の差し込み口をもつ延長コードやタップに電気製品をいくつもつなぐことで
容量以上の電流が流れ、コードが発熱して出火する危険性がある。

NITEによると、兵庫県で02年3月、集合住宅約200平方メートルが全焼、4人が死傷した火事は、
一つのタップにテレビやビデオなど六つの電気製品をつないでコードを一つに束ねていて、
束ねた部分が過熱して火が出たという。ほかにも学習机のコンセントや延長コードにパソコンや
ストーブ、冷蔵庫などをつないだことによる火事が、97〜08年に山形や兵庫、
鹿児島などで23件あったという。

NITEの再現実験では、消費電力700ワットの延長コードに炊飯器やストーブなど複数の
電気製品(消費電力計1400〜2800ワット)をつないだところ、巻いたコードの表面が数分で
250度に達した。NITE・製品安全センターの長田敏参事官は「タップなどの許容電流を守るほか、
差し込み口周辺にほこりをためたりコードを束ねたりせず、古くなったら取り換えることが大切だ」と話す。

目黒区で19日にあったマンション火災では、たこ足配線があったダイニングキッチンの
コンセント付近の焼け方が激しいことが、警視庁目黒署への取材で判明している。

*+*+ asahi.com 2009/06/22[20:25] +*+*
http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200906220235.html