この摘発内容が報じられると、ネット上では、次々に違和感を訴える声が上がった。2ちゃんねるでは、
「乱交パーティーって犯罪なの?」「誰が被害者なの?」との疑問や、「マンションの中でやってるのに」
「個人的な趣味」との指摘が書き込まれている。
コトの最中に踏み込まれた客は、驚いただろうが、2人とも容疑は認めている。逮捕された主催側の6人は、
「やっていたが、罪とは思っていなかった」などと供述しているという。
ネット上で出ている反発の声に対し、仙台中央署の副署長は、こう理解を求める。
「逮捕したのは、マンションの一室とはいえ、不特定多数の者が、公然と性行為をしていたからです。
参加者が、ほかの全裸の参加者を見ることができる状態でした。ストリップショーでも、
性行為を客に見せるようであればダメです。お金を取ったこととは、関係ありません。
知人同士でも、状況によっては公然わいせつに問われます」
■現状では、乱交パーティーは御法度
仙台中央署によると、摘発のきっかけは、匿名での通報だった。
マンション12階のため外からは見えず、声がうるさいという苦情も聞いていないという。
乱交パーティー情報が氾濫する中での摘発については、副署長は、こう説明する。
「ネット上で情報があるからといって、他人の家に勝手に踏み込むことはできません。
裏付けがないと、裁判所から逮捕令状が取れないからです。今回は、通報があって、
確実にパーティーが開かれることが分かったから摘発しました」
今回の事件をブログに書いた奥村徹弁護士は、摘発の理由について、
1回のパーティーで16人もの参加者がいたことなどが大きいとみる。
>>3以降に続く