【国際】Bloomberg「(2人は)北朝鮮の工作員か」…憶測飛び交う米国債13兆円事件のその後 - イタリア

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1 ◆SCHearTCPU @胸のときめき▲φ ★
イタリア北部キアッソで今月初め、1340億ドル(約13兆円)相当の米国債を
スイスに持ち出そうとした日本人2人が伊財務警察に拘束された。
債券は偽造品との見方が濃厚だ。警察当局が入手経路や用途の解明を進めているが、
金額が法外なことから、事件の背後関係について、様々な憶測が飛び出している。

警察当局などによると、50歳代の日本人2人は今月3日、ミラノから列車に乗り、
スイスに向かったが、国境にあるキアッソの税関で、米国債を申告せずに
持ち出そうとしたため、拘束された。
イタリア紙ジョルナーレによると、2人はスーツ姿で、キアッソの駅で列車から
いったん降りたところ、2人の財務警察官に呼び止められ、荷物を調べられた。

当局が押収した債券は、米連邦準備銀行債(額面5億ドル)249枚とケネディ債(同10億ドル)10枚で、
かばんの中に隠されていた。米国からの報道によると、押収された債券の多くは印刷が粗雑で、
米財務当局は「写真を一見しただけで偽物とわかる」と指摘したという。
伊当局も「債券偽造事件」と見て、捜査を進めている模様だが、経過は公表しておらず、
事件の真相は闇の中。各国メディアの注目も高く、英紙フィナンシャル・タイムズは、
「債券はおそらく、イタリア・マフィアによる偽造品」だと指摘。
米ブルームバーグ・ニュースは「(2人は)北朝鮮の工作員か」との見方を報じた。

イタリアのスイス国境付近では、今年4月にも、偽造品と見られる巨額の日本国債(額面計2兆円)が
押収され、所持していたイタリア人1人が拘束されており、当局は今回の事件との
関連を調べていると見られる。
当局は2人が逃亡する恐れはないと判断し、即日釈放した。在ミラノ日本総領事館は、
2人が日本の旅券を所持していることを確認したが、釈放後の行方は把握できていない。

*+*+ YOMIURI ONLINE 2009/06/19[20:29] +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090619-OYT1T00808.htm