(
>>1のつづき)
◆影山教授と金川被告の一問一答◆
――犯行動機は死刑になりたいということだけど。
「ただつまらないから死ぬだけです」
――世の中の人はつまらないから死にたいと、すぐには思わないが。
「常識に洗脳されてるんじゃないですか」
――なぜあの時点で犯行を実行したのか。
「1月から3月にかけて面白いゲームがなくて、発売スケジュールを見ても、しばらくいいのが
なかったので今がチャンスだと思った」
――ゲームは次々と開発されるし、待っていれば出るでしょう。
「それを待っていたら死ねない。それじゃ困ります。6年ずるずる来てたので」
――ゲームは束の間の憩い。そこから立ち返って人生に立ち向かおうと元気になるのが
普通の感覚かと思うけど。
「ゲームでは何でもできます。妥協出来ません。理想を追い求めます」
――青年海外協力隊とか、現実でも困難を手助けする冒険はできる。
「おれはそんなの嫌です。ファンタジーの要素がないと」
――法律が生きるのに必要なことはわかってる?
「認めますが、従う理由はないです」
――苦しみとか、人間の感情的な動きって、頭の中で考えればわかるものじゃなく、胸がきゅっと
なったりするもの。そういうのはない?
「ないですね。そういう感情は洗脳によって生まれてくるものです」(以上、一部略)