町長給与半減案を否決 佐賀・上峰町議会 「職員らに影響及ぼす」
2009年6月19日 13:28 カテゴリー:九州 > 佐賀
佐賀県上峰町の定例町議会は19日、公選法違反事件で前職が失職した
ことに伴う3月の出直し町長選で初当選した武広勇平町長(30)の給与を
50%削減するための条例改正案を賛成少数で否決した。全国最年少首長となった
武広町長の選挙公約だったが、町長選で対立候補を支援した議員らが「職員や
他の自治体にも(無用な)影響を及ぼす」などと反対していた。
採決には議長を除く9人全員が参加し、賛成は3人にとどまった。
否決された条例改正案は7月1日施行で、武広町長の任期が満了となる
2013年3月21日まで、現在の月給70万9000円を35万5000円とする内容だった。
同町は、収入に対する借金返済額の割合を示す07年度実質公債費比率が
同県内ワーストの23・3%。否決後、武広町長は「財政健全化の第一歩と位置付けていただけに残念だ。対応を検討したい」と話した。
総務省によると、現職首長の給与を50%以上削減している自治体は全国に20程度あるが、九州にはないという。
=2009/06/19付 西日本新聞夕刊=
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