【阿久根市長選】「市民の良識はここまで落ちてしまったのか…自分だけが良ければいいという日本になることを懸念している」敗れた田中氏

このエントリーをはてなブックマークに追加
2かしわ餅ρ ★
 竹原氏は、職員の待遇や議会の実態の情報公開について「日本のどこからでもできる作業だ」と話した。

 一方、敗れた元国土交通省職員の田中勇一氏(56)は「阿久根市民の良識はここまで落ちてしまったのか……。
自分だけが良ければいいという日本になることを懸念している」と悔しがった。

 選挙戦では「いがみ合いのない、明るい阿久根を」と主張してきたが、「職員が厚遇されすぎ」との声に
抗しきれなかった。田中氏を推した市議は「職員給与が公開され、特に若者の間で『高すぎる』とのねたみの
ような感情が出たのでは」と分析した。

 部下を「標的」にするリーダーが帰ってきたことに、市職員の一人は「締め付けは一層厳しくなるのではないか」と
落胆の色を隠せない。

 作業が終わった開票所から、職員たちは足早に去っていった。その一人が自嘲(じちょう)気味に今回の選挙を評した。
 「民衆が立ち上がったフランス革命のようだ」