【福岡】 ２０代や３０代の若いホームレス増加…北九州市

若いホームレス増加

仕事を失ったりして２０代や３０代で路上生活者いわゆるホームレスに
なる人が北九州市で増えていることがわかり、市は対策を検討しています。

北九州市によりますとことし３月の時点でホームレスの人たちは１８４人と
なり、景気が悪化した秋以降の半年間で３０人あまり増えています。

中でも若い世代でホームレスになる人の増加が目立っています。

ＮＰＯ法人「ホームレス自立支援機構」によりますと、２０代と３０代は
１年前の去年４月には１人もいませんでしたが、先月の調査では１５人
確認されました。

仕事を失うなど景気悪化の影響があるということです。

一方、北九州市はきょう、福祉問題に詳しい専門家らが出席してホームレスの
自立支援を考える協議会を開きました。

この中でＮＰＯ法人の代表は「市が行う公共事業でホームレスの人を積極的に
雇用する対策を導入すれば、収入だけではなく社会との結びつきもできて自立に
つながる」と提案しました。

また、「若い人たちがずっと続けられる仕事を得られるように、資格や技術を
身につける職業訓練への参加をもっと勧める必要がある」といった意見が
出ていました。

http://www.nhk.or.jp/kitakyushu/lnews/04.html