【仏教】天台宗座主が真言宗の総本山高野山金剛峯寺公式訪問へ 日本に真言宗、天台宗が伝わって初

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1西独逸φ ★
真言宗の総本山、高野山金剛峯寺(和歌山県高野町)で来月開かれる行事に、天台宗の半田孝淳(こうじゅん)
座主(ざす)が参拝することが分かった。天台宗トップの高野山への公式な訪問は、日本に真言宗、天台宗が
伝わった平安時代以来初めて。1200年間を通じて初めてとなる歴史的な参拝をそれぞれの事務方では、
「相互理解のためになる」と歓迎している。

両宗派のトップ交流をめぐっては、天台宗を伝えた最澄と、真言宗を伝えた空海の交流をめぐる逸話が有名。
2人はともに中国(唐)で仏教を学んだ留学仲間で、帰国後も交流を続けていた。しかし、晩年には教えや修行を
めぐる考え違いから確執が生まれ、絶縁状態になった経緯がある。教典を借りようと弟子を派遣した最澄に対して、
空海が激しい内容の手紙で貸し出しを拒否し、交流が途絶えたと伝わっている。

天台宗務庁によると、天台座主の高野山参拝は、過去に私的にはあったようだが、公式訪問は約1200年間、
一貫して確認されていない。歴代の天台座主の公式動向を記録した「天台座主記」にも記載がないという。

 2以降に続く

ソース
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090529/trd0905290130000-n1.htm
2西独逸φ ★:2009/05/29(金) 07:31:43 ID:???0
 >>1続き

高野山真言宗の宗務所の話でも、最澄と空海が絶縁する前に弟子が行き来した記録はあるものの、天台座主の
訪問の記録はないという。逆に高野山真言宗の座主の比叡山訪問は、平成17年の比叡山開宗1200年行事の際に
あったが、その時は他の仏教教団トップらと一緒だった。高野山真言宗座主の比叡山訪問には、天台宗が仏教や
キリスト教、イスラム教など世界の宗教指導者らが一堂に会する「宗教サミット」にも力を入れていることが背景に
あったが、逆に天台座主が高野山を公式に訪れたことはなかった。

今回の訪問は、天台宗の半田座主と、高野山真言宗の松長有慶(ゆうけい)座主の交流がきっかけとなった。
宗教協力の催しなどで席を共にする機会が何度かある中で親しくなり、半田座主側が訪問を打診。松長座主側が、
「せっかく来ていただくなら、高野山の最大行事に」と「宗祖降誕会」に招待したという。毎年6月15日に開かれる
宗祖降誕会は、空海の誕生を祝う高野山の最大行事。

天台宗では「過去はともかく、現代ではまったく確執はない。交流を深めさせていただくのはいいこと」。高野山真言宗も
「宗祖に関連する行事に参拝していただきありがたい。今後のさらなる交流につなげていきたい」と話している。

 終わり