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>>1のつづき)
マスクを売りさばくよう勧める楽天のメールは、加盟店の業種を問わず送られているようです。
Aさんの店もマスクや医薬品とは全く縁がありません。
「昨日、600万売った店舗さんもレディースファッションの店舗様です! カテゴリーなんて関係
ありません! 配送は20日先になっても構いませんので、とりあえず注文をとって、売りましょう、
商売はタイミングとスピードです!」(楽天から届いたメールの文面)
メールを受け取った加盟店のAさんはこう話します。
「楽天さんという日本最大のインターネットのショッピングモールがこういうことをしてしまうと、あまりにも
モラルがなさすぎて」(楽天加盟店のAさん)
開業医でつくるこちらの団体は、日常的に医療用品を備えています。しかし、今、マスクの在庫は1つも
ありません。楽天の文面を見て・・・
「便乗販売は困るなと。安心して安い値段の商品を提供する立場からすれば、そういうのは邪道の
邪道やと思う。そういうことやめて欲しい」(大阪府保険医協同組合・掛康孝事務局長)
マスクを買いたくても買えない神戸の人たちに聞いてみました。
「困りますよね。そんなんね」(女性)
「金もうけしようと思ってるんやから、そのひとはそれでええんちゃう。ほかの人は迷惑するけどな」(男性)
「ひんしゅくですよね。まずいでしょ。こういう時期に便乗というかね」(男性)
楽天の広報室は、JNNの取材に対して、「地域によるマスクの偏りを是正するのが私たちの目的。
ネット上で買えば、店で並ぶより感染拡大を防止することもできる」とした上で、その表現についても、
「文面が過激だとすれば、相手がプロの加盟店だからで、特に問題はないと考えている」と話しています。
(以上、一部略)