「開発局から委託を受けた不動産業者」を名乗る男が公共工事に伴う土地買収を装い、
地権者から手続き金名目で金をだまし取ろうとするケースが相次ぎ、開発局が注意を呼び掛けている。
開発局によると、昨年秋から年末にかけて、胆振管内壮瞥町内に土地を所有する静岡県内の男性が、
男から「公共事業のため、原野六百六十平方メートルを一千万円で買わせてほしい」と複数回、
持ちかけられた。
男性が「契約書類」に署名すると、男は「税の優遇措置を受けられる手続きのため」などと
二回にわたり計五百六十万円の支払いを要求。男性は契約書類が送られてこないため、
二月に開発局に問い合わせ、男性の土地で事業計画がないことが判明したが、
既に五百六十万円を支払った後だったという。
四月には、伊達市内に土地を持つ札幌市内の男性宅に、同じ不動産業者を名乗る男が訪れ、
土地取引を持ちかけたが、男性が開発局に問い合わせ、被害は免れた。
開発局は「土地買収を不動産業者に委託することはありえず、不審に思ったらすぐに連絡をしてほしい」
と話している。
ソース:北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/166181.html